借り換えでお勧めの金融機関は?

借り換えでお勧めの金融機関は?

Q.住宅ローンを固定金利で組んでいます。

 金利は2.5%固定で、20年間です。そこで住宅ローンの借り換えを検討しているのですが、
今の金利よりも安いところを探しています。どこかおすすめの借入先をご紹介いただけないでしょうか?

A.まずは金利下げの交渉をしてみることから始めてみてはいかがでしょうか。

借り換えはお得に見える広告が多くても、実際には手数料や諸費用が高くなるなど、万人におすすめできるものではありません。
今現在、どこで融資を受けられているのかは分かりかねますが、どこで借受けしていても、
ある程度金利下げの交渉は可能になっています。

 

 勿論、絶対に金利下げを行ってくれるという保証がある訳ではないのですが、今契約している内容よりも、
明らかに優れているほかの住宅ローンがあれば、交渉の席を設けてくれる可能性が格段に高くなります。
そういった意味で、まずはご自身で「今の住宅ローンよりも魅力的に見えた広告」を見つけ出し、
それを資料として提出。借り換えを検討、相談という形で今の借入先に申し込みをしてみると、ほぼ必ずと言って良いほど、相談に応じてくれます。

 

 ただ、銀行、信用金庫、どういった金融機関であれ、手数料を下げるという事は利益を減らすという事に繋がりますので、
「はい。良いですよ」と簡単に応じてくれる訳ではありません。
あくまでも可能な限りの譲歩案を提示してくれるのが普通かと思いますので、過度な期待は禁物です。
しかし、その過度な期待に応えてくれる場合も多々ありますので、相談してみる価値は十二分にあるかと思います。

 

「とりあえず借り換えをしたい。今よりも安いところを教えて欲しい」こういったご要望であれば、
一応以下のような借入れ先をおすすめします。
◆ 楽天銀行 フラット35
 20年固定で2.06%の金利設定。単純に今の金利よりも安いという理由でピックアップしています。
借り換え手数料はかなり高めになっていますので、気軽に選択する事はおすすめできません。
◆ 新生銀行
 20年固定で2.00%の金利設定。借り換え手数料の基本となる部分が無料になっているため、かなりお得な借入先になるかと思います。
もし余裕があれば是非どうぞ。という感じです。

 ポイントとしてはどちらもネットで申し込みができるというところ。

 

 勿論、詳しい内容に関しては担当者と煮詰めていく必要がありますが、どちらも顧客数を増やす事で利益を出している
典型的なタイプに分類されますので、手数料の部分を相談されてみるのも有効かと思います。

銀行に相談して交渉すれば金利が下がることもある?
Q.銀行ってこんなに簡単に金利を下げるものなのでしょうか?

 この間、銀行員の方が挨拶にきました。今契約している住宅ローンの話を少ししたのですが、その時に「金利を下げられるかもしれない」という提案を頂きました。
銀行ってこんなに簡単に金利を下げるものなのでしょうか?
なんだか怪しいので、もしかして他の住宅ローンに借り換えた方が安くなりそう?な気がしています。
借り換えと金利を下げてもらうのは、どちらがお得になるのでしょうか?

A.信用のあるお客さんを放したくないという心理…

 借り換えをした方がお得になる場合もありますが、その場合は借り換え手数料が必要になります。

 

恐らく銀行員の方は引き止めるつもりで金利下げの提案をしてきかと思われます。
ただ、損な話か得な話か。ここは質問者様が手数料や金利を見ながら判断されるしかありません。

 まずは銀行の申し出について。 どういったお付き合いをされているのか、私の方では分かりかねますが、挨拶に来られるぐらいであれば、懇意にされている銀行さんかと思います。
この場合、金利相場を見て、銀行側がお得意さまには市場相場に合わせて提案をしてみてはどうか?という話し合いをしている場合があります。勿論、直接的に利益を落とす部分になってきますので、あまり自ら大々的にアピールする部分ではありません。
恐らく住宅ローンの返済が厳しい。借り換えとは何なのか。こういった話をされたのではないでしょうか?
そうなってくると、銀行側としては懇意にしている、信用のあるお客さんを放したくないという心理が働いてきます。
しかし元々の金利があまりにも高すぎている場合は、多少の金利下げをしてもらった程度では、あまりお得感がありません。
やはり色々な住宅ローンプランを見ながら、ご自身で判断されるのが一番かと思います。銀行側が金利下げの提案をしてきても、やはり限界というのがあります。
そのため、無理を押し付けるのではなく、時には思い切って借り換えをした方が、双方にとって納得のいく形に落ち着く事がよくあります。

 

ただ、住宅ローンを借り換える場合には、膨大な数の書類を用意する必要があり、そして各手続きには手数料が発生します。金額的には数十万円程度で、実費に関しては申し込み先によってまったく異なります。
そう考えると、現在の銀行で金利下げをしてもらうのが、一番楽ではあるのですが、実際に金利設定、固定・変動、返済残高を見てみないと、何とも言えない部分が多分にあるかと思います。